前にも書きましたけどこれはほんとによい船戸。船戸にこれだけ熱中するのは10年前に読んだ↓
以来かな。
この3巻は満州国が建国され、関東軍による熱河侵攻までが描かれています。1,2巻のところでネタバレにならない程度の感想は書きつくした感があるのですが、今回は長男太郎の変貌ぶりが実に自然に描かれていて面白い。岸信介を代表とする戦前の革新官僚機構が戦後も温存されていて…ということはよく言われる話ですが、官僚という生きものをリアルに生き生きと描いているんですよね。その岸も満州国建設に大きく関わっているわけですが、次の巻あたりで出てくるのでしょうか。